
徳島県では、近年スニーカーのリユース市場がじわじわと拡大しており、とくに若者を中心に買取サービスの利用が進んでいます。大都市に比べれば市場規模は限られているものの、地方ならではの生活スタイルや気候、地域性が買取事情に影響を与えており、独特の傾向が見受けられます。
徳島市内では、学生や20代を中心に「エアジョーダン1」や「ダンクロウ」などのナイキ系スニーカーが人気を集めています。特にストリートファッションとの相性が良いモデルが好まれ、若者向けのセレクトショップや古着屋でも取り扱いが増えています。こうしたモデルは多少履きジワがあっても中古市場で需要があるため、買取に出す人も少なくありません。
徳島市周辺では公共交通機関よりも車移動が主流で、スニーカーを履く頻度は高めです。そのため、状態の良いまま使い切ることが難しく、比較的早い段階で買い替え・買取に出すサイクルが根づきつつあります。
「ニューバランス550」や「スタンスミス」など、白を基調としたシンプルなデザインも男女問わず支持を集めています。ただ、徳島の夏は湿気が多いため、白スニーカーの黄ばみが早く出やすく、保管環境によっては買取価格に大きく影響することもあります。
阿波市、美馬市、三好市など山間部に近いエリアでは、ファッション性よりも機能性を重視したスニーカーが主流です。とくに「アシックス ゲルカヤノ」や「ミズノ ウェーブライダー」のような日本製のランニングシューズやウォーキングシューズが多く流通しています。日常使いの靴として愛用されるこれらのモデルは、しっかり履き込まれたうえで買取に出されることが多く、査定時には使用感が査定額に直結します。
また、郊外では買取店舗が少ないため、宅配買取サービスの需要が高まってきています。LINEやアプリを活用した事前査定に対応する業者が増えたことで、スマホ世代だけでなく中高年層からの利用も増えています。
最近では、徳島でも「トラヴィス・スコット × ナイキ」や「サカイ × ナイキ」といったハイブランドコラボスニーカーの所持者が増えつつあります。そうしたプレミアモデルは中古市場でも高値で取引されますが、その分コピー品への警戒も必要です。
真贋判定のノウハウがあるかどうかが、地元の買取店の信頼性を左右するため、査定担当者の知識と経験が大きな意味を持ちます。徳島のように都市圏と比べると専門知識が偏在しやすいエリアでは、買取サービス選びも慎重になる傾向があります。
徳島県内では、リユース系のイベントやフリーマーケットも少しずつ開催されるようになり、個人間でスニーカーを売買したり、出張買取ブースが登場する機会も増えてきました。徳島市の中心街では、リサイクルに関するワークショップなども行われ、若い世代だけでなく子育て世代の主婦層などにもスニーカー買取の意識が広まりつつあります。
こうした場では、状態の良い「エアフォース1」や「リーボック インスタポンプフューリー」などが実際に持ち込まれることもあり、モデルや色、状態、履き心地といった情報交換が活発です。
徳島は年間を通して湿気の多い気候で、特に梅雨時期や夏場のスニーカー保管には注意が必要です。素材によってはカビや臭いの原因となるため、売却を検討しているスニーカーは、除湿剤を入れて保管しておくと査定時に好印象を与えることができます。
また、四国という地域性から、転勤や引っ越しによって履かなくなったスニーカーをまとめて買取に出すケースもあります。たとえば学生時代に使っていた「バンズ オールドスクール」や「コンバース オールスター」をまとめて手放すといったスタイルです。
今後、徳島ではオンラインと対面型を組み合わせたハイブリッド型の買取サービスがさらに普及していくと考えられます。都市部ではトレンドスニーカー、郊外では機能性スニーカーの需要が安定しており、それぞれのライフスタイルに応じた取引が期待できます。
また、若者の間でスニーカーは“履いて楽しみ、価値が落ちないうちに売る”というライフスタイルとして定着しつつあり、サステナブルな消費としても注目されています。徳島県という地方都市でも、そうした意識が今後さらに高まっていけば、買取市場はより活性化していくでしょう。
徳島市南部に位置する「セカンドストリート徳島沖浜店」は、スニーカーをはじめとしたファッションアイテムの買取で地域住民から高い支持を受けている店舗です。特にナイキやアディダス、ニューバランスといった人気ブランドのスニーカーは、型番や状態を丁寧に見極めたうえで査定してくれるため、初めての方でも安心して利用できます。県道120号線沿いにあり、イオンモール徳島から車で約5分ほどとアクセスもしやすく、駐車場も完備されています。徳島市街からも訪れやすく、休日には家族連れや学生の利用も多い店舗です。
公式サイト:https://www.2ndstreet.jp/shop/details?shopsId=30857
板野郡藍住町にある「キングファミリー藍住店」は、衣類や靴類の買取に特化したリユースショップで、スニーカーの取り扱いも豊富です。とくに使用感の少ない状態の良いスニーカーや、珍しいカラーリングのモデルは高く評価される傾向にあります。徳島自動車道「藍住IC」から車で約10分、ゆめタウン徳島の近くに位置しており、買い物のついでに立ち寄れる便利な立地です。県内では数少ない大型店舗で、まとめ売りにも対応している点が魅力です。
公式サイト:https://www.kingfamily.co.jp/shop/detail/?id=802
徳島市応神町に店舗を構える「トレファクスタイル徳島応神店」は、ブランドスニーカーの買取に力を入れており、ファッション性の高いモデルが持ち込まれることが多いです。特にエアジョーダンやYEEZYといったプレミアモデルは、相場をしっかりと反映した査定が受けられると評判です。国道11号線沿いにあり、吉野川バイパスからのアクセスも良いため、県北部や鳴門方面からも来店しやすい位置にあります。店内も広く、待ち時間も比較的少ないため気軽に利用できます。
公式サイト:https://www.tf-style.com/shop/365/
徳島県鳴門市に住んでいる私は、先日ナイキの「エアフォース1 ’07 LV8」を買取に出しました。このスニーカーは大学時代に大阪で購入したもので、真っ白なボディにゴールドのアクセントが特徴的な限定モデルでした。友人と梅田でショッピングしていたときに一目惚れし、予定にはなかったにもかかわらず即決したのを今でも覚えています。当時は徳島から高速バスで通っていたこともあり、大阪で買ったものには特別な思い入れがあるのです。
ですが、時代の流れとともにライフスタイルも変わり、仕事でスーツを着る機会が増えてからは、スニーカーを履く場面が少なくなりました。鳴門市周辺でもおしゃれなカフェなどが増えてきてはいるものの、車移動が中心の生活において、出番のないスニーカーをただ棚に並べておくのももったいない気がしてきたのです。
徳島県は比較的温暖な地域ではありますが、梅雨時期や台風シーズンには湿気が強く、保管状態が悪いとスニーカーにカビが生える恐れがあります。特に鳴門市は海が近く、潮風の影響もあってか、革製品の劣化が早く進む印象がありました。実際、箱にしまっておいたエアフォース1の一部に黄ばみが出てきており、状態がこれ以上悪くなる前に手放そうと決意しました。
スニーカーを売ると決めた日は、土曜日で天気も良かったので、徳島市内のリユースショップまで足を伸ばしました。徳島駅から少し南にある店舗で、駐車場も広く車でのアクセスが便利だったことが選んだ理由です。店内は若い世代から年配の方まで多くのお客さんでにぎわっており、スニーカーコーナーも充実していました。
店員さんはスニーカーに詳しく、査定前から「このモデル、最近また人気出てきてますね」と声をかけてくださったのが印象的でした。ソールの減り具合やインソールの状態を丁寧に見て、黄ばみの部分も含めて公正に評価してくれたのが安心材料でした。査定金額は5,500円と予想よりも高く、即決でお願いしました。
やはり購入当時の思い出があるものなので、最後にスマートフォンで写真を撮り、心の中でお礼を言いました。これまでの人生で何足ものスニーカーを買ってきましたが、学生時代の記憶と結びついている1足は特別です。けれども、そのスニーカーが誰かの手に渡り、また新しい場面で活躍してくれるのなら、それはそれで嬉しいものです。
徳島県では、都市部ほど中古スニーカー市場が活発ではないものの、その分スニーカー好きの間では掘り出し物が見つかりやすい地域だと感じています。また、徳島市や阿南市、鳴門市といった中心地にあるリユースショップでは、ブランドスニーカーの取扱数も徐々に増えており、査定の精度も年々上がっているようです。
私が買取をお願いした店も、SNSなどで最新の入荷情報を発信しており、徳島でもスニーカーブームが根付いてきたことを実感しました。店員の方の対応も親切で、地元らしい温かみのある接客に安心感を覚えました。ネット買取も便利ではありますが、実際に持ち込んで人と対話しながら査定してもらうと、スニーカーとのお別れにも納得がいきやすくなります。
今回の経験を通じて、今後は「買うだけでなく、手放すときのことも考えてスニーカーを選ぶ」ようになりました。徳島県のような地方都市では、必要最小限のアイテムを大切に使い続けるという考え方が根付いているからこそ、スニーカーのようなファッションアイテムも丁寧に扱われているように感じます。
私はこれからもスニーカーを愛しながら、ライフスタイルの変化に合わせて整理していこうと思います。徳島でのスニーカー買取は、ただの不要品処分ではなく、自分の歩みを見つめ直す良い機会になりました。次は、家に眠っている「アディダス スーパースター」を売るかどうか、ゆっくり考えたいと思っています。